カネのかかる女

ゼイタクしてるわけではない のです。「乳がん」という、金食い虫を背負い込んでおるのです。

主治医に会ってきました。
同じ病院の泌尿器科医と、放射線科の医師にも。
そろそろ尿管ステントの交換時期なのですが、これまでの担当泌尿器科医が外来診療をやめてしまったこともあり、またそこの病院が主治医のいる病院と全く別の病院だったこともあり、主治医のいる病院の泌尿器科に移るべく手紙を書いてもらったのでした。
ちなみに尿管ステント入れても水腎症は治ってません。
悪くはなってないからまあいいか、てな感じです。
でもそれがちっともよくなかったのでした。。。

主治医と相談の結果、やはりとにかくまずは脳転移をなんとかしようということになり、放射線科に。
主治医との約束が午後3時だったので、あちこち駆け回って終わってみれば午後6時。
いやはや慌ただしくお付き合いくださった病院の皆さま、ありがとうございます。

MRIをざっと見た主治医は、「これを見た限りだと局所照射で行けそうではある。けれども、造影剤を使ってもっとはっきりした画像を撮らないと何とも言えない」由。
次に放射線科医。

・小脳の部分に白っぽくもやっと写っている部分は、脳が腫れている可能性がある。ということは、見えている2箇所以外にも小さい転移巣があると思われる。
・局所照射する場合は病巣の正確な位置や形を知る必要があり、そのためには造影剤を使った細かな撮影が欠かせないが、残念ながら腎臓の状態がよくないので造影剤を使うことができない。腎機能の低下している患者に造影剤を使うと急性の腎障害(造影剤腎症)を起こしてしまう危険性が高い。
・すなわち局所照射での治療はできない。よって全脳照射するしかない。
・局所照射の場合は1〜3日の治療で済み、その後の副作用もほとんどないが、全脳照射の場合、治療は10日を要する上、数ヶ月〜数年後に認知症を起こす可能性がある。

なんということだ、水腎症がこんなところで邪魔してくるとは。
なかなか頭が痛い話(頭痛という意味ではなく)だがしかたがない。
全脳照射の後は脳みそがむくんでさらに頭痛がひどくなるらしいし、だいたいうちから病院は遠いので、もう10日も毎日行き来するのはめんどくさいから入院することにします。

明後日から照射を始めて年内には終える予定。
そして年が明けたらまたFEC療法やります。
今度は手加減なしのフルスペックなやつで、徹底的にがんを叩く!
副作用怖いけど、もうそんなことを言ってられる段階ではなくなりました。
抗がん剤は避けてたし、やるもんかと思ってたけど、まだ母親を置いて先立つわけにはいかん!!
もうちょっとがんばらねば〜〜。